京都と代々木とは。

牛すね肉を買いたかったのに。

間違えて牛すじ肉を買ってしまったので。

これはヤバいと思って。

急遽。牛すじの赤ワイン煮を作ったら。

自分でも予想以上に上手にできて。

すじ肉も柔らかいし。

これは結構。会心の出来かも。

なんて想ったものの。

完成したのは優紀が子供と寝てしまった後なので。

この感動を誰にも味わってもらえない僕がいます。

そんなもんです。

どうも。こんばんは。

明日から。

明日からは切り替えて。

いつも通りに戻すので。

今日までご勘弁下さい。

ちょっとダメージが大きすぎて。

思考が進みませぬ。

どうしたって。

FOURTHの頃を思い出しますね。

最初。友達を連れて来てくれてた梨奈ちゃんも。

いつしか。

１人でも来てくれるようになっていたなー。

三度目の愚か者のとき。

１人で来る。

って聴いて。

会場で見たらマイソンと一緒にいて。

やたら仲良さそうに話してるから。

あれ？いつの間にそんなに仲良くなったんだ？

なんて想ったら。

そりゃ当然のことで。

義理の姉妹関係になっていたわけで。

そんな記憶もまだ鮮明に生きてます。

１番の記憶は。

実は２回目のワンマンの後。

しばらくＬＩＶＥに来てくれなくなったことがあって。

久し振りに来てくれたＬＩＶＥの時に。

「なんで最近来ないの？」

って聴いたら。

「京都のＬＩＶＥが良くて。本当に良くて。京都が良すぎて。

その次の代々木のワンマンのときに凄いがっかりしちゃったので。

京都のイメージを壊したくないんでしばらく来るのやめてました。」

って正直に言ってくれたんですね。

確かに僕らの２回目のワンマンは。

その直前の関西ツアーで５日で５本。

大阪。大阪。神戸。大阪。京都。

って無茶なスケジュールを組んだし。

僕が神戸と大阪のホテルの予約を間違えるトラブル起こしたりして。

スーパー銭湯に泊まったりしたので。

ツアーから帰ってきて。

メンバー４人中３人が体調を崩したまま。

という状態でのぞんだワンマンは。

確かにひどい出来で。

ライブハウスの人にもボロクソに言われたし。

めちゃくちゃ反省させられたワンマンになりました。

が。

ツアー最終日の京都ＬＩＶＥは。

僕は疲れがピークすぎて。

薬局にアミノ酸を買いに行ったくらい疲れていて。

ＬＩＶＥの出来はメンバー全員。イマイチだった。

って声を揃えたライブでした。

ただ。対バンに京都じゃ滅茶苦茶人気のあるバンドがいて。

↑僕らは知らなかったけど。

お客さんが。

入り待ち。出待ち。大行列で。

５００人の箱がパンパンだった京都ＬＩＶＥは。

出来はイマイチだったのに。

物販のＣＤはめちゃくちゃ売れて。

ツアーで持って行ってたＣＤが全部売り切れる。

ということが起こりました。

良いお客さんたちの集まりだったんだろうな。

くらいにしか思ってなかったのですが。

それもあるかもしれませんが。

僕らはイマイチだと思った手応えのＬＩＶＥは。

お客さん側はめちゃくちゃ良いＬＩＶＥだったみたいで。

だからＣＤも売れたし。

梨奈ちゃんが京都が良すぎて。

そのイメージを壊したくない。

なんて言うくらいのＬＩＶＥだったわけで。

自分らの手応えと。オーディエンスの手応えは。

リンクしない。

という事実を教えてもらえたのは。

梨奈ちゃんがはっきりと勇気を持って話してくれたからです。

僕らにとっては耳の痛い言葉だったけど。

聴いたあの時は。

めちゃくちゃダメージを受けたし。

へこんだけど。

でも。僕らのことを想ってくれた本気の一言に。

今は感謝しかありません。

１０年以上たった今も。

カメラで撮ったかのように。

あの時の記憶は鮮明に残っていて。

色褪せない写真のように。

今も僕の記憶の引き出しにあります。

ありがとうね。

直接言えなくてごめんよ。

ありがとう。とても感謝してます。

先延ばしにした飲み会も。

言えなかったありがとうも。

やっぱり後悔だけが残りました。

後悔しない毎日を。

なんて想ってても。

また後悔だけが残ってしまいました。

人生うまくいかないね。

切ないね。

哀しいね。

健太の結婚式のときに。

三度目の愚か者でバンド演奏をしたとき。

それから。

サプライズで健太抜きで。

やっくんと阿部ちゃんと３人で健太とマイソンの結婚を祝うために書いた曲を。

やった際に。

キラキラした笑顔で聴いていた梨奈ちゃんの。

大好きな兄を祝う笑顔を見せてくれた梨奈ちゃんの。

その素敵な笑顔を忘れないように。

この曲を聴いたら梨奈ちゃんを想い出すように。

記憶の奥の部分にそっとしまおうと想います。

ありがとうね。

空の上の世界では。

お父さんも待ってるだろうし。

耕太も待ってるだろうし。

大好きだった祖父母も待ってるだろうし。

美味しい野菜をたくさん作って。

たまに。

大好きな健太とお母さんとマイソンのことを。

見守ってやってね。

ありがとうね。

ありがとう。

もし。

もう１度。健太とステージに立つときは。

空の上まで届けるので。

あの素敵な笑顔で聴いてね。

ありがとう。

バイバイ。